憎しみは憎しみによって消えず

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戦争と平和の歴史についてつぶやいてみよう。

次の図をよく見てください。(ウィキペディアより)
 関西地区はアメリカ・中国の共同管理
 東京は、アメリカ・ソ連・中国・イギリスの共同管理
 日本分割統治
もし、図のように日本が戦勝国に分割統治されていたらどうしますか?
大戦後ドイツは東西に、朝鮮半島やベトナムは南北に分断されました。
分断された日本は今のような発展はなかったかもしれません。
そして同じ国民同士で、啀み合って対立しているかもしれませんね?

第二次世界大戦の終戦処理に、ドイツや朝鮮半島のように、米・英・ソ・中4カ国に
分割統治される「日本分断統治計画」がありました。
1951年にサンフランシスコ講和会議で、日本と戦った国は莫大な賠償を
日本に請求する中、救ってくれたのは
スリランカの当時大蔵大臣であった
ジャヤワルダナ氏の演説です。
「戦争は終わった。もう過去のことである。
日本から賠償をとるべきでしょうか?
我々は権利を行使するつもりはありません。
憎しみは憎しみによって消えず、愛する事によって無くなる
。」

会場は万雷の拍手に包まれ、日本は分割統治を免れたという。
吉田茂元首相は涙して感謝し「日本人はこの大恩を後世まで忘れてはならない」
と言ったといわれています。

インド洋の真珠と呼ばれるスリランカは何故そこまで親日なのか?
日本とスリランカの歴史は古く紀元前150年から200年まで遡る。
仏教が伝わったのもスリランカからである。

演説には「我々の日本との永年に亘るかかわり合いの故であり、
又アジア諸国民が日本に対して持っていた高い尊敬の故です。
『共存共栄』のスローガンが、アジア諸国に大きな希望を与えてくれたのも
日本でした。」
とあります。

当時、スリランカは英連邦の自治領セイロンでした。
占領下に駐屯する軍から受けた損害、連合国に供出する自然ゴムの
枯渇的採取など多大な損害に苦しめられていたのでしょう。

アジア諸国の日本に対する深い理解と善意と友情と平和を愛する心に
敬意を表するものです。

故に、戦後、世界で一番早く正式に日本と外交関係を結んだのもスリランカであり、
日本の国際復帰への道につながったといわれています。
日本は恩返しにと、高速道路や国会議事堂などを作りしました。
「日本」の事を、スリランカの多くの人は知ってい­て、日本について良いイメージを
持ってくれています。
しかしながら、日本人にはこの出来事がよく知られていません。
このような大きな史実を、現在、日本の歴史教科書では触れられていない
ようですが何故でしょう??
日本人は、もっと歴史を学び、友好国スリランカの事を知り、未来に向けて
さらなる友好を深めていかなければいけません。

演説の関連動画はこちらでご覧ください。
「日本を救ったスリランカ」

「怨みをすててこそ恩む、これは永遠の真理」
これが平和を築く原点なのでしょうね。

「憎しみ」「怨み」をすてた史実は他にもあります、
南アフリカ共和国で長く続いていた「非白人」を差別する政策「アパルトヘイト」の
反対運動に取り組み、この撤廃を実現したネルソン・マンデラ氏。
国家反逆罪で終身刑となり、27年間をロベン島という離島の刑務所に収監された。
マンデラ氏の特筆すべき点は、「全人種が平等に暮らせる社会」という理念のもと、
「報復」「復讐」という気持ちを持つことなく、白人と非白人の和解に粘り強く努めた。
1989年デクラーク大統領との話し合いが実現し、白人政権と交渉を重ね、
ついに1991年アパルトヘイトは撤廃されました。
1994年全人種参加選挙が実施され、ネルソンは大統領に就任。
この時、罪人として投獄した白人を政権から排除することなく、連立政権への参加を
保障したのです。

さて、今の日本は「特定秘密保護法」や「集団的自衛権」について、
賛否両論あり揺れているが、情報統制、言葉の自由の制約、戦争を招く危惧を
抱き、将来の不安を払拭しきれないでいます。

積極的平和主義とは人の命を奪う銃(武力)を持って攻撃することであろうか?
武力が抑止力とはいうものの、人間の性により何時か引き金を引く危険は排除できない。
他国が武力を持つ以上、個別的自衛権として武力を持たざるを得ない部分があるものの、
集団的自衛権のもと積極的攻撃としての武力では決してあってはならない。
それは「憎しみ」「怨み」を起こす原点にほかなりません。

日本の進軍によって戦禍を蒙ったアジア諸国に対する反省、
助けてもらった友好国への感謝、憎しみの連鎖を生む武力による解決ではなく、
非暴力、愛による平和解決をしようと世界に呼びかける積極的平和主義であって
ほしいと思うものです。
武力に依存しない、日本にしかできない世界平和への道を追求していくべき
ではないでしょうか?


(20141111   )
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